くまくま姉さんのひとりごと 

バツイチ50代バブルの生き残りが、恋愛・結婚・離婚について語ります。悩める方も、そうでない方も、楽しんでいただけたら嬉しいです!

母娘バトル

もう30年以上前のお話。
当時、日本中はバブルでイケイケ、私もイケイケの女子大生、そして、ルイルイ・太川
陽介さん似の彼(大学の先輩)とお付き合いしていました。
が💡思うところがあって、サヨナラすることになりました。で💡家族公認の仲だったので、
早速、母に報告したところ、母のお小言が始まりました。


母「なんでお別れしちゃったの?喧嘩でもしたの?」
 「お母さん、くまくま🧸は、▲▲先輩と結婚するんだと思ってたわよ。
  あんな子が旦那さんになってくれたら、幸せよ~。お母さんだって安心だし。
  顔よし、頭よし、性格よし、お家もよし。お友だちもたくさんいるみたいだし。
  部活もサークルもキャプテンだったんでしょ?背も高いし、それに・・・」
母は、お気に入りポイントを並べまくります。まあ、確かに母親的には安心なタイプよね。


母「いったい、何が不満なの?何が嫌なの?」
私「だって、つまんないんだもん」
母「つまらないって、何が?」
私「一緒にいても、つまんないの!面白くないんだもん」
母「お母さん、わかってんのよ。くまくま🧸はね、いい男が好きじゃないのよ。
  いっつもヘンテコな男ばっかり好きになるのよ!そういう人はね、面白いんじゃ
  なくて変なの、変わってるだけなの!変わってるから、珍しいだけなの!」
 「▲▲先輩みたいな子、女の子なら誰だって気に入るわよ!
  あんな子が彼氏だったら、嬉しくってたまらないわよ!自慢しまくりよ!」


居間で繰り広げられる、母娘バトル。
気が合うし、趣味も合う。母と娘だけど、姉妹のようでもあり、また親友のようでもあり、
何でも話す仲です。性格も考え方も、やることなすことも、ちょっぴり似ています。
なので、痛いところを突きます、突きまくります。お互い、遠慮なんかしないんです💦


母「絶対、後悔するから!まだ間に合うから、考え直しなさい!」
私「そんなに▲▲先輩がいいなら、お母さんが結婚すれば?」
母「できるんだったら、お母さんだって、そうするわよっ!!!」
私「へっ⁈」


母のひとことに、私は目をまんまるくして、口をあんぐり開けていました。
居間の片隅で新聞を読んでいた父は、そーっと部屋を出ていきました。

今日の甘いもの。くまくま🧸作、ごろごろナッツのタルト。
アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、5種類使った
ちょっとリッチな大人の味です😊大人のタルトには、濃い目のコーヒーがよく合います😋コーヒーにブランデーを入れると、より一層合います💓(笑)


くまくま🧸姉さん

ルイルイ♬  ~太川陽介を見て思うこと~

私には、とってもシビアな(笑)妹がいます。(4歳下です。)
先日、そんな妹と一緒に、たまたまテレビ東京のバス旅番組を見ていたときのことです。


私「あ、ルイルイ(太川陽介さんのことです💦太川さん、ごめんなさい💦)だ。
  相変わらず、よく出るよね。還暦過ぎても、売れっ子だよね」
妹「だって、元アイドルだよ。今はバス旅マスター、大御所だよ」
大御所ね~。ルイルイがね~。
私「ルイルイみると、いまだに▲▲先輩を思い出すんだよね。顔も雰囲気も、凄く
  似てたよね~」
▲▲先輩は、大学時代に付き合っていた元カレです。優等生タイプの好青年で、顔よし、
性格よし、成績よし。背も高く、スポーツマンで、明るく気さくな人でした。
私の両親や妹にも好かれていました。特に母には、それはもう気に入られていました。


妹「お姉ちゃん、もったいないことしたね~。あのまま付き合って結婚してたら、
  〇〇ちゃん(元夫)なんかと結婚しなくて済んだのにね~」
うん、そうだね💦ついでに、離婚もしなくて済んだよね💦調停、大変だったしね💦
私「でも、▲▲先輩、見た目ルイルイだよ、ルイルイ!」
妹「ルイルイだって、アイドルだし!ハンサムだし!人気あったし!
  私、まだ小さかったけど、よ~く覚えてるもん」
 「▲▲先輩、ルイルイに似てたよ、感じのいいハンサムだったよ。
  〇〇ちゃん(元夫)なんかより、ぜんぜんカッコよかったよ」
私「でもね、人って見た目だけじゃないし・・・」
妹「だから!見た目だけじゃないってば!▲▲先輩、優しいし、頭もいいし、何より
  マトモだったもん。今頃、〇〇ちゃんの年収の2倍は稼いでそうだよね~」
 「あ、3倍かも!」
いや、さすがに3倍は、ない。でも、2倍はある、きっと💦
妹「お姉ちゃん、オトコの趣味、昔からマニアックだったよね(笑)
  Y君とか、Zさんとか。笑えたもん。だめんず、筋金入りだよね」



私は返すことばもなく、テレビ画面の中で微笑むルイルイ・太川陽介を見つめて
いたのでした。

今日の甘いもの。くまくま🧸作、オレンジケーキです。
このところ10月とは思えない暑さが続いていたので、さっぱり柑橘系の夏向けのお菓子を
アップしてみました。秋なんですけどね。(笑)このケーキは、コーヒーより紅茶が合い
ます😊ホットでもよし、オレンジ・アイスティーでもよし、白ワインでもよし、です😋


くまくま🧸姉さん

お墓まいりにて  ~義母の本音~

ある秋のこと。
週末を利用して、私は夫(元夫、ですね💦)とふたり、義実家を訪ねていました。
たまたまその日は、義父が朝から出掛けていました。義母は私たちの、というより
可愛いひとり息子の帰省を首を長~くして待っていました。


「まあ、〇〇ちゃん!遅かったのねえ。ママ、お昼も食べずに待ってたのよ~」
まだ、お昼になったばかりですよね。私たちだって、まだ食べてないですけどね(怒)
「とにかく、出掛けましょっ!一緒に行きたいところがあるのよっ」
いま、着いたばかりなんですけどね。お茶の一杯も出ないんですね。
「パパもいないし、今日はチャンスなのよ。ついでに、お昼もたべましょっ」


義母行きつけのお花屋さんに立ち寄ったあと、車で移動すること約30分。向かったのは
郊外の、緑の多い高台です。夫が私に、そっと小声で教えてくれました。
「おばあちゃんのお墓だよ。母方のね」


詳しいことまでは聞いていませんが、義母は母ひとり子ひとりで育ったそうです。
義母のお母さんは看護婦をしながら、義母を大学まで出したそうです。
離婚だったのか、死別だったのか、理由は夫からも義母からも聞いたことはありません。
「いろいろ大変だったけれど、母娘ふたりで仲良く助け合って生きてきた」ということ
だけは、何度も聞かされていました。義母の母には、夫が、とても可愛がってもらった
ことは聞いていました。夫が「おばあちゃん」の話をする時は、たいてい、こちらの
おばあちゃんのことでした。


せっせとお墓をきれいにして、お花とお線香をお供えして、3人で手を合わせます。
「おばあちゃん、くまくま🧸だよ。ボクのお嫁さん。会わせたかったなあ」
夫が語りかけます。義母は、めずらしく何も言いません。しばらく、お墓に向かって
目を閉じて手を合わせていました。そして、目を開けて立ち上がると、私たちを見つ
めながら言いました。


「ママが先に死んだら無理だけど・・・。
パパが先に死んだら、ママは、このお墓に入るから。〇〇ちゃん、頼んだわよ」
え?お義母さん、いま、何て??夫は、神妙な顔をして黙って聞いています。
「あなたたちもね、このお墓に入っていいのよ。もちろん、ママがこのお墓に入ったら、
だけどね。ママ、パパより長生きするから。絶対に」そして、さらに続けたのでした。
「ママ、▲▲家のお墓には入りたくないのよ!あの人たちと一緒なんて、絶対に嫌!」


あの人たち・・・、それは義父の両親のことでした。
お墓参りのあと、遅いランチをとりながら、義父に嫁いでからの義母の苦労話を延々と
聞かされたのでした。


その夜、ふたりになったときに、夫がこんな質問をしてきました。
「くまくま🧸は、どうする?どっちのお墓に入る?」
う~ん。正直、どちらにも入りたくない。私は即答しました。
「私、実家のお墓に入る!」そして、私も聞いてみました。
「〇〇ちゃんは、どうするの?」
夫も即答しました。
「ボクも、くまくま家のお墓!くまくま🧸と一緒のお墓に入る!」


まだまだ先のことでしょうけど、元夫、どっちのお墓に入るのかな?

今日の甘いもの。昨日アップしたシュトーレンの一切れです。
断面の写真を見ると、しっとり感と熟成感が足りないのが分かっちゃいますね💦
本場のプロの味とは程遠いですけど、これはこれで美味しいんですよ😊自己満足(笑)


くまくま🧸姉さん