くまくま姉さんのひとりごと 

バツイチ50代バブルの生き残りが、恋愛・結婚・離婚について語ります。悩める方も、そうでない方も、楽しんでいただけたら嬉しいです!

だって、チュー💋できないから!

OL時代、会社の飲み会や合コンのあとには、よくこんな話をしていたものでした。
M先輩「〇〇さんの、どこがダメなの?いいひとなのに・・・ 」
私「え~。そりゃあ、いいひとかもしれないけど・・・」
Kちゃん「けど?けど、何?」
私「・・・〇〇さんと、チューできない・・・」
Kちゃん「・・・なんだ、それ?」
Uちゃん「あ、わかる!たしかに~!私も無理!〇〇さん、チューできな~い」


大学では、クラスにもサークルにも、男の子はたくさんいました。会社にも、同年代の
男性はたくさんいます。友達や同僚の紹介、合コン、お取引先の方、出会いもあります。
でも、なかなか「このひと!」に、巡り合えない。悪くはないけど、良くもない。ピンと
こない。ときめかない。何かが違う。それを、ひとことで表すのにピッタリなんです。
「だって!チューできないから!」っていう言葉が。


私は、冗談半分で、でも、ちょっとだけ(かなりの?)本気を交えて、よくこの言葉で、
自分の意思を伝えていました。周りのみんなも、面白がって、この言葉を使っていました。
でもね、面白がるような言葉じゃないんですよ。結構、的を得ていたりするんです。


私が結婚生活に疑問を持ち始めた頃の、ある日のことです。夫婦ですから、いろいろと
あるわけですよ、いろいろと。夕食後、ワインを飲みながらテレビを観ていた時、手元の
ワイングラスが奪われたかと思ったら、テレビの画面を遮って、大きな顔が目の前に、
ぬうっと不気味に迫ってきていたんです。
「うっ!うぎゃあっ!」


私はワインを飲みながら、テレビに集中していましたが、人間の危機管理能力ってバカに
できないんです。何が起きているのか一瞬で理解した私は、光の速さで反応しました。
反応しちゃったんです。そうです、チュー💋しようと迫ってきた夫の顔を、思いっきり
避けるべく、高速でブンッと顔を背けたんです。首がもげそうなくらい、ブンッと。
(あっ、マズイ!私、なんてことしてるんだろう💦)


一瞬、部屋の空気が凍ったように思えましたが、そこは口八丁な私のこと、
「ごめーん、ワインを味わってて、飲み込んでなかったの、テヘッ」
と、笑ってごまかして、テレビの続き見たあとでね、とかなんとか言って、その場を
しのいだのでした。そして、テレビの画面を見つめながら、OL時代に自分が言っていた
言葉を思い出していました。「いいひとなんだけど、チュー💋できない」


今の私は「自分のダンナだけど、チュー💋できない 」だよね・・・。
なんてブツブツひとりで言いながら、自分のとっさの行動に、驚くと同時に感心して
いました。いろいろ悶々と考えていたけれど、なあんだ、自分の気持ちは決まっている
んだな、って。結婚生活に疑問がある、って、そんな状態じゃないじゃない。もっと、
先に進んでいるじゃない。意識の水面下では、ちゃんと決まっているじゃない。
だって、チュー💋できないんだもの。思いっきり、避けちゃうくらいなんだもの。


たかがチュー。されどチュー。チューは大事なんです。

っ今日の甘いもの。くまくま🧸作、洋梨のタルト🍐まわりは粉糖でお化粧してみました。

ピスタチオを刻んで、さらにおめかし✨秋らしい一品は、温か~い紅茶がオススメです😋


くまくま🧸姉さん