くまくま姉さんのひとりごと 

バツイチ50代バブルの生き残りが、恋愛・結婚・離婚について語ります。悩める方も、そうでない方も、楽しんでいただけたら嬉しいです!

離婚調停にて  ~調停委員も「人の子」です②~

(昨日の続きです)
2回目の調停で、熟年ベテラン調停委員さんが、私たちの(というか、元夫との)
調停を、次回で終わりにしたい、そんな本音を口走りました。
やんわりと理由を尋ねても「あなたが気にすることじゃないから」の一点張りです。
そこで私は、ターゲットを変更して、もう一方の調停委員の女性をじーっと見つめて、
理由を教えてほしいと訴えてみました。


女性調停委員さんは、知的で落ち着いた50代後半とおぼしき方です。会話をしていると
とても頭の切れる方だというのが分かります。はきはきとした口調で、ときどき冗談も
交えて、いい具合に話を進めてくれます。私の考えや気持ちもしっかり汲み取ってくれ
て、的確な助言もしてくれます。服装などの見た目は、少し固そうな感じもありますが、
眼鏡の奥の瞳が茶目っ気たっぷりで、なんとなく惹かれてしまいます。


女性委員は、私の視線に苦笑いしながら言いました。
「申し訳ないけど、職務上、お話できないんです。本当は、言いたいんですけどね」
ああ、やっぱり。教えてもらえないのね。そんな私の心中を察してくれたのでしょう、
彼女は慰めるように、明るく諭してくれました。
「そういう訳だから、今日もしっかり話を進めましょう。そして、次回までに準備
することをまとめましょう。心残りのないように、やり残しのないように。しっかり
考えをまとめて、あなたが納得できるかたちで、無事に成立させましょう」


元夫の引き起こした「何か」が、元夫に対する調停委員たちの印象を、すこぶる悪いもの
にしたようでした。また、委員たちが、私の立場や気持ちについてを、より一層理解して
くれることにつながったようでもありました。それは私にとって、とてもありがたいこと
でした。そしてこの時、ここにいる調停委員ふたりが、私の味方についてくれたことを
確信したのでした。


嘘偽りなく事実を伝え、真剣に本音で話をし、一緒に着地点を模索しているうちに、
当事者と調停委員の間に心が通い合うことも、ある種の絆ができることも、あるんですね。
ひとことでいうと「戦友」みたいな。それとは逆に、お互いに不信感や嫌悪感を持ち、調停
自体に影を落とすこともあるんですね。調停委員だって、人間ですからね。
調停委員を味方につけることは、自分の望む条件で離婚を成立させるための鉄則なんです
けどね。元夫は、そんなことも分かっていなかったのかもしれません。フッ、甘いな。


それにしても!元夫は、何をしでかしたのかしら?いまや永遠の謎となりました💦

今日の甘いもの。昨日アップしたタルトタタン🍎の切り身(笑)一切れ分です。
とろ~り甘酸っぱい美味しさが伝わればいいなあ😊


くまくま🧸姉さん